ひかりちゃんの楽曲集その2 ～ボーカル編～（さとうささら）

　こんにちは。ひかりです。前回の記事に引き続き、私が作った楽曲を紹介していきたいと思います。

　前回はYouTubeにある音源を紹介してきましたが、今回はニコニコ動画に上げたものです。サイトの違いだけでなく、前回の楽曲が主にMuseScoreで作った音源を再生するだけだったのに対し、今回の音源はボーカル付きです。といっても人間が歌っているわけではなく、「さとうささら」という、まあボカロ的な人が歌ってくれます（ただし、さとうささらはボカロではありません。CeVIOというシリーズで、仕組みからしてボカロとは違うのですが、ボカロ的と言うのが一番早く伝わるのです）。また、サムネを描いたり、動画によっては手書きPV（笑）的なものも用意しているので、音源以外に視覚的な要素もあります。では早速見ていきましょう！

混声合唱と弦楽のための "Ave Verum Corpus"

　タイトルの通り、混4＋弦5という編成の宗教曲です。ストレートに讃美歌っぽい感じです。サムネは『からかい上手の高木さん』のあるコマの模写をさとうささらとしてアレンジしたものです。歌詞はラテン語ですが、動画中に対訳があるのでご安心ください（？）。なんか自分としては謎に出来の良い曲だなと思っています。この曲だけ伴奏の音源をDTMで作っています（他はMuseScoreで自動生成）。

おお聖なる饗宴よ

　"O Sacrum Convivium"という詩による宗教曲です。編成は混4でアカペラ。5拍子がメインの部分があったり、頻繁に拍子が変わる部分があったり、長2度を協和音程のように使ったりなど、私っぽい作風になっています。同じ詩によるメシアンの曲にインスパイアされています。かなり綺麗な曲だと思っています。誰かによって「育てて日本人形」というタグがつけられており、意味が分からなくて怖いです。

若山牧水の歌による「海の声」

　「白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」で有名な牧水の歌集『海の声』からいくつかの歌を抜粋して歌詞とした合唱曲です。混4＋ピアノ。拍子やハーモニーに関してはやりたい放題ですが、普通に綺麗な曲ですし、構成も練られていて、創造性において私が一番イケてた時期の楽曲だと思います。終わりの方に音が割れて聞き苦しい箇所がありますがご容赦ください。イヤホンでなくスピーカーで聴くといいと思います。

グローリア

　ミサ曲通常文の"Gloria"の詩による合唱曲です。混4＋オーケストラで、一番編成が豪華です。「中学校の合唱コンクールで歌われそうな曲」というコンセプトで作ったので、曲調はかなりまともだと思います。ただし冒頭などにはプリミティヴな雰囲気もあります（また、グレゴリオ聖歌からの引用があります）。特筆すべきは、何枚も絵を描いてボカロ動画によくあるPVを作ろうとしたことですが、これはまあショボいです。でも頑張ったので観てください。一番手間をかけたのに再生数は一番低くて悲しいです。

　以上、私のさとうささら動画をご紹介してきました。なんか自画自賛するだけの記事になりましたが、ささら曲はどれも気に入っています。やっぱり実際に歌詞付きで自分の曲を歌ってもらえるというのは嬉しいですね。合唱曲ばかりなのでもうちょっといわゆるボカロ曲みたいなのも作りたいですが、自分の技量と相談という感じです。あと詩が書けないので、著作権の問題が無い古典的なテクストから選ぶということしかできていません。自分のオリジナル詩で曲を作ってほしいという方がいらっしゃったらご連絡ください。お待ちしております。